結婚式の必要性

目黒雅叙園で友人の結婚式があった。
年をとると、自分の式でもないのに、
親族の気持ちを察して感動もひとしおだ。


若い頃は結婚式の本当のありがたみも、呼ばれる方の温かい気持ちも、
あまり分からず、必要性を疑っていた結婚式。
でもドレスや指輪選びの楽しさに開眼してから一転、
自分勝手にせっせと挙げた自分の式を今更ながらありがたく感じる。
良かった、不純な動機でも、やっといて。


正直、結婚式は挙げるべきか、ただのお金の無駄遣いなのか、
人それぞれなところもあると思う。ぼったくり価格なのも否めない。
若かった私も、結構悩んだ。
でも、年をとった私は、若かった自分に言ってやりたい。
「あんたは、絶対やっときな!」
結婚式を挙げとくべき性格の人っている、
と思うようになったからだ。


第1に、新郎新婦かその親族に、見栄っ張り体質の人間がいるなら、
絶対だ。これはもう、やらなかったら絶対後で後悔する。
私の場合、心当たりがものすごいあるのだ。
いわゆる親孝行のたぐいでもある。
当時は、結婚式なんて、結婚する当人同士の考えだ、
という青い発想しかなかったけどね・・・。


第2に、見た目の美しさに多少のこだわりがあるなら、絶対。

いつまでもきれいでいられると思うな。←痛切
50代60代になった時、その年相応の美しさだってあるけれど、
20代30代の美しさには到底追いつかない。
その時の女性の美しさを、記憶と写真にとどめるのは重要だ。
そして新婦というものは、絶対平等にその人の人生の中で一番美しい。
ブライダルのプロのメイクをなめちゃいけない(笑)。


第3に、自分は一人で生きてるって思ってる人。
つまり自分勝手気味の人。私のことだ。

あとあと、人生で一番幸せな日になるはずだから。
これは後から実感するものなんだけど。
当日はとにかく死ぬほど疲れるし、そんなもの実感している余裕はない。
でも、言いわけを作って欠席せず、式に出席してくれた人々には、
多かれ少なかれ、絶対に好意があるのだから。

良くも悪くも、多くの人が自分達のためだけに集ってくれて、
その好意を一心に受けることができる、人生で唯一の機会。
そして、だからこそ、簡単には離婚できない。
夫婦の危機には、その人たちの笑顔が、必ず浮かんでくるからね(汗)。


もちろん、新郎新婦の性格によっては、
まったくあてはまらない理由もあるんだけどね。


だって、無尽蔵に資金があるなら別だけど、
若い頃なんて結婚式挙げる出費考えたら、
新生活や新婚旅行にかけたほうが、絶対お得だもんね。


二人っきりで豪華な新婚旅行、とか、
素敵な新居で新婚生活、とかも
やっぱり捨てがたいからねえ。


ま、結局結婚式の必要性って、
人によりけりってことかしら。

婚約指輪だって、いまどきお揃いの高級時計のカップルも多いしね。

現代ッ子はどんどん合理的になってるからなあ・・・。


そんな中、昔ながらの雅叙園での挙式、素敵な一日だった。



 さすが、廊下も豪華です。
 装花も和風で素敵。
 お料理も上品。
 天井や壁は和風。
 おめでとう!!


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