最近ご飯「レストラン ファーストシーン」
市川にある「レストランファーストシーン」にいって夕飯を食べた。
隠れ家洋食レストランと言うだけあって、
外観は木々に囲まれてすごく見つけにくい。
鬱蒼とした小路を抜けると、多少年季が入ったお洒落な洋館が建っている。
コースは二千円から三千円台で、ものすごくリーズナブル。
だけど驚いたことに、ホテルのダイニングにも負けないような
ラインナップで、だいたい何を食べても必ず美味しいのだ。
シェフが独立した風のこういうレストランは、
メニューもホテルダイニングに似たり寄ったりで、
味も同様なのが定番。
でもこのレストランを人気店にしているのは、料理の味付けだと思う。
メニューからは想像しにくいけれど、
洗練された料理というよりは、そこはかとなく家庭的な味付け。
かなりクラッシックで、個性的な料理を出している。
メインの真鯛のポアレは、さっぱりと仕上げた魚に、趣向を凝らしたソースと彩り野菜を美しく纏わせてあるのが定番だけど、ここのポアレは少し違う。
ソースはクリームソースで、シチューのようにたっぷり注がれ、野菜も沢山。こってり目な味付けが、少し昔風、または家庭的な雰囲気を漂わせてるけど、トップに飾られたさっくりしたパイ生地が、全体のバランスをまとめている感じ。これが、文句なく、美味しい。 メインの魚は、気取った一皿が多い中、シェフの暖かい人柄に触れたような趣向だと思う。
対照的に、ヒィレステーキには、じっくり煮込まれた本格的なフォンドボーソースがかかっている。このソースは、深みとコクがかなり効いていて、どこのホテルや有名レストランにも負けない気迫を感じる。
それでも量はやはりたっぷりとしていて、温かみを感じる盛り付けだ。
美味しいと思っても、何年も印象に残る味の料理は珍しいけど、
ここではそういう料理が味わえると思う、数少ない店だ。
コースには前菜盛り合わせや選べるデザートもついてきた。
予約制でないうえに、お値段もリーズナブルで、出す料理のレベルに対して、客層を選ばない、上品な店だと思う。週末はほぼ満席なのもうなずける。
留守番ばっか・・・。いじけてやる。
[gnavi:227925:detail]
