うさぎの鼻炎?
うさっぷの下半身麻痺と外耳炎だか内耳炎は、
投薬治療の成果か、とりあえず膀胱の麻痺だけを残して回復した。
毎日の日課となった圧迫排尿にも慣れてきて、やっと一息つけた私達。
久々に映画を見に行ったり、不安と心配の日々から解放!と思っていたのに。
病院の診察で、回復診断を受けた週末が開けて月曜日、
なんだかまた様子がおかしいのだ。
確かに先生から、鼻音の大きさが若干気になるとは言われていたけど、
もともといびきやら寝息やらも大きい子だし、
興奮すると、犬みたいに「ふんふん」言うから、
あまりおおごととは思ってなかった。
でも月曜から、鼻音があきらかに有声音で、いわゆる鼻つまりみたいな
「ブウブウ」音になってきた。かなり大きい声でぶうぶう言い続けるので、
ちょっと不安になるほど。翌日にはもっと大きくなり、苦しい様子は見せずに、食欲もあるんだけど、何しろ聞いているこちらが苦しくなるような鼻づまり音。
水曜日にはついに不安がMAXになって、
仕方なく一人で車にうさっぷをのせて病院に行くことに。
旦那様の運転時は私が助手席でキャリーに手を入れて
抱っこに近い形で保定できるし、
クーラーにきちんとあててやれるけど、
今回は助手席に乗せたキャリーにうさっぷを入れたままになるので、
仕方なくポーチに入った保冷剤をキャリーの内側の壁に沿うように入れて、
体を挟み込み、あまり動かないようにした。(体制は変えられる程度に)
これでぐらつきと暑さを解決、でも心配だから片手は時々キャリーに入れて、
脈を測りながら運転した。(本当に疲れた)
診察室に入ると、看護士さんに驚かれるほどの大声でぶうぶう言っている。
鳴かないはずのウサギが、ミニブタさながらに「ブウブウ」言ってるのだ。
あまりの異常に、ガンの再発による敗血症とか、奥歯の異常からくる蓄膿症なんかを疑って、今にも呼吸困難になるのではないかと、気が気ではなかった。
うさぎは基本口呼吸はできないらしく、鼻が完全に閉塞すると、気道が確保できずに死亡してしまうらしい。だから、鼻詰まりは危険な症状。
大急ぎでレントゲンをとってもらうと、先生曰く、
「おかしいなあ・・・何も異常はないんだけど」
深刻な病気が疑われる症状が出ているのに、レントゲンでは奥歯も大丈夫、肺にも影はない、気道に膿のような影もなし。
「なんなの・・・うさっぷ・・・」
完全に拍子抜けだ。診察室での大声は、単に緊張のせいだったらしい。
先生も「うーん、深刻な病気は見当たらないけど、
何か鼻に詰まってはいる感じだよね。
とりあえず・・・言うなれば、鼻炎かな?」
鼻炎?!って。
まあ深刻でなくて良かったんだけど。
毎回毎回、本当に心配をかけるだけかけてくれるわ。
と、いうことで、点鼻薬をいただいて帰り、数日点鼻していたら、
自然に治って行きました。でもまだ興奮してる時と寝てる時は、
若干「ぶうぶう」言ってます・・・。
ただ、本人は苦しそうではなく、平和そうなので、
これでひとまずよしとしとこう。
また一年後くらいに重大な病気が発覚しなきゃいいけど・・・。
ほんと、お騒がせなんだから。