ご明察でございます

久々に邦画を二本も見た。「天地明察」と「るろうに剣心」という映画だ。


前売り券を旦那様がもらってきたりもしたから、なんとなくなノリでみに行くことに。
両方とも原作ありの時代劇だけど、原作は読んだことがない。


天地明察」は、岡田くんと宮崎あおいさんカップルがかわいらしくて、ところどころに出てくる、「ご明察!!」というセリフが妙に頭に残る。

見た後しばらくは、お互いにこれが言いたくて仕方なく、何かご明察なことをしてくれないかという、相手に対する期待が半端なかった。

だけど、日常生活でご明察なことはなかなか起こらない。だから、仕方なくむやみに「ご明察でございます!!」と言いたいときに勝手に叫ぶことになり、しばらく天地明察かぶれが続いてる。


ただ映画自体は、こんな性格の主人公が、苦労して苦労して、周りに助けられながら偉業を成し遂げたんだよ、ってことを淡々と描いている感じ。

小説で読む分には、どうやって困難を乗り越え念願が果たされるのか、ラストが気になる話ではあるだろうけど、映画となるとちょっとおとなしすぎかなあ。歴史ファンには受けそうかな。


もうちょっと感情移入できて、最後にスカッとするような、
フィクションエピソードが入ってると、楽しめたかもしれないけど、
史実に忠実なお話だったのかしらね。(ど素人な感想ですが)



るろうに剣心」という映画は、漫画原作らしくて、それぞれのキャラクターが独特の雰囲気を強く持っている感じがした。話し方とか、身のこなし方とか。

旦那様は原作の漫画を知っていたので、色々説明してもらえて、なかなかおもしろかった。
普通の時代劇だと思ってみると、ぎょっとするけど、漫画の実写化なんだ、と思ってみると、色々と納得するし、原作も見てみたくなった。


ただキャストに、俳優さんではない人も結構重要な役に起用されてたり、ヒロイン役の女優さんもごく若手なところもあって、ちょっと純粋に演技の部分では残念なところは多々あったけど、メインキャストたちの殺陣のシーンは結構見ごたえがあった。


全体的に、筋もわかりやすいし、アクションファンとしては、なかなか楽しめた映画だった。原作のイメージを継承するのも大切だけど、初見の人にもわかりやすい一般化した雰囲気をもうちょっといれこめば、意外と海外でも人気が出そうなサムライ映画だと思った。


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 ご明察、ご明察。