最近ごはん 「打墨庵 加瀬」

お盆に旦那様方の両親と房総にいく途中、ちょっとおいしいご飯でも食べようと、前から気になっていた有名な蕎麦屋にいくことになった。

鴨川有料道路から金山ダム方面へ田舎の一本道を走っていくと、坂の途中に見えてくる古民家。大きな看板も何もなくひっそりと建っているから、初めての時は通り過ぎそうになるけど、このなんだか趣のある門構えで、なんとなくお店かな？とわかる。江戸の手打ちそばで有名な竹やぶで修業したご主人が打っているおそばを、オシャレな空間で食べられると鴨川ではちょっと有名らしい。名前はちょっと読みにくい、「打墨庵 加瀬　うっつみあん、かせ」

開店１１時半で、１２時頃到着。先客は２組。でも、お店の作り的には４組くらいしか入らないから、すぐ後についたお客さんも座ると、ほぼ満席だ。広い店内だけど、一枚板のテーブルをドカンと据えてあって、かなり贅沢な空間使いだった。内装もとにかくおしゃれ。この田舎で、トイレにアロマスティックが置いてあり、高級ホテル並みにブランドのハンドタオルが美しく積んである感じは、女子的にかなり高感度高し。

さすが名店、強気の値段設定。コースが２５００円で、看板のにしんそばや天せいろは、２０００円前後。期待度は高まる。

しかも注文してから出てくるまで、相当またされる。３０分以上はゆうに待った。待つとは聞いていたから、外に出て噂のペットのヤギさんに会いに行った。すごく人懐こくて、遠くから眺めてたら、自分から近づいてきて、頭をこすりつけてきた。なんてかわいらしいの！！

すっかり満足して席に戻ると、お通しらしき卵豆腐が置いてあった。だしが効いてて、手作りらしい濃い舌触り。

続いて全員分のお蕎麦が。お蕎麦自体はすごい蕎麦の香りで、ツユもつけずにそのまま食べても、じんわりとうまみがある。ツユは、深みのある濃い味わい。両親の食べたにしんも美味しそうだった。

天ぷらはあまり見かけないまん丸のかきあげで、塩で食べてみると、中からトロトロふわふわの何かが。小エビと、このとろとろは何だろう？！とにかく美味しい！山芋かな？？大阪の有名なお好み焼き屋さんで、中のトロトロに驚かされた時の食感に似てる。でも外側はカリッカリ！！

うーん、やっぱお値段はるだけはあるわね・・・。美味しいわあ。

静かでムーディ（笑）な店内で、ゆっくりおしゃべりしながら、おいしい食事ができた。ごちそうさまでしたー。