緊急手術

小動物専門ではないけれど、
船橋市駿河台にあるこの動物病院は、
きれいで明るく、ガラス張りで、
先生もウサギを沢山みているので、安心感がある。
引っ越して若干遠くなったけど、ここに初めからきていればよかったんだよね…。


一度電話で相談していたので、病院に着くとすぐ、いつもの先生が、
血液検査やレントゲンを、手際良く迅速にしてくれた。


そして衝撃の事実を知らされる。


この時点で、うさっぷの容体は、まさに「瀕死」だったのだ。
おなかのなかの子宮の腫瘍が、この病院でも前歴がないほど肥大し、
胃や腸などの消化器官を圧迫、いつ破裂してもおかしくない状態になっていた。
もちろん毛球症なんかじゃなかった。
腫瘍が破裂するということは、即死だ。
大きくて見やすいレントゲン写真を2枚も撮ってくれて、
しっかりと説明してくれた。


そして同時に血液検査でも、
これまでのうさぎさんの前例にないレベルの貧血が起きており、
とても開腹手術に耐えられる容態ではないということ。


緊急手術は必要だが、
輸血しながらの手術が望ましく、輸血しても助かる見込みは少ないという。


そして輸血できる病院は、都内だった。電車か車でまたすごく移動することになる。

移動中に破裂する可能性があっても、輸血できる病院で手術するか、
この病院で輸血なしでも緊急に手術するのか。
どちらにしても助かる可能性は低いといわれる。


「少し時間を差し上げますので、よくお考えになってみてください」


診察室にうさっぷと私たち夫婦が残された。
あまりのことに、二人とも言葉が出ない。


ただ涙がでた。
こんなことになって、ごめんね、ごめんね、
もっと早く気がついてれば、
もっと早く病院を変えていれば、
こんなことならもっと沢山甘やかせばよかった、
いろんなことが、ぐるぐる頭の中を回った。


それでも一縷の望みをかけて、
うさぎの輸血ができる都内の病院に電話をかけると、
運悪く、翌日までお盆休みとのこと。
必然的に、かかりつけのこの病院で
輸血なしでトライしてもらうしかなかった。


何もしないわけにはいかなかった。


そしてその夜、緊急手術に。

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 九死に一生だったわー。
 まったく大変だったわー。